きりん通信3月2020年 №55 最大の名誉とは倒れないことではない。倒れても倒れても起き上がる事である。 最大の名誉は失敗しないことではない。失敗しても失敗しても、挑戦し続ける事である。

最大の名誉とは倒れないことではない。倒れても倒れても起き上がる事である。
最大の名誉は失敗しないことではない。失敗しても失敗しても、挑戦し続ける事である。

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きりん通信2020年3号 №55

2020年3月きりん通信NO.55(おもて)
令和2年3月分からの協会けんぽの保険料率が決定
中小企業の従業員の方を中心とした健康保険を取り仕切る全国健康保険協会は、基本的に、毎年1回、3月分(4月納付分〈補足〉)から適用される保険料率が見直されます。
〈補足〉企業が納付する健康保険の保険料の納付期限は翌月末日であるため、3月分は4月納付分3月分の社会保険料は、4月末日納付となります。
4月支給の給料から控除額が変更しますので、給与計算ソフトの設定変更などお忘れなきようご注意ください。
★また、令和2年3月で、高年齢者の雇用保険料免除措置が終了いたします。
今まで65歳以上の方からは雇用保険料を控除する必要はありませんでしたが、4月給与から、年齢に関わらずすべての従業員から雇用保険料を控除する必要がありますので、併せてご確認下さい。
新型コロナウィルス感染症拡大防止策
新型コロナウィルスの影響が拡大していますね。感染してしまった方々のいち早い快復、新薬の完成を願うところではりますが、多くの企業が大きな打撃を受けています。
救済措置として、いくつかの特例をご紹介いたします。
①雇用調整助成金の要件緩和
経済上の理由により(特例は新型コロナウィルスの影響の場合に限る)、事業活動縮小・従業員の一時休業をせざる得ない企業への支援策です。
●主な要件(緩和措置含む)1.雇用保険被保険者 2.直近1カ月の生産量等が前年同月に比べて10%以
上減少していること 3.2週間前に休業計画を申請する(5月31日までは計画申請不要)
●支給額 支給した休業手当の100% ・・・上限額 1 人1日あたり8,330円
例:従業員3名を5日間休ませ、休業手当を日額 9,000 円、総額135,000円支給
3名×5日×8,330円 = 124,950円
②小学校休業等対応助成金新設
小学校等の臨時休業により保護者が休職した場合に、特別に有給で休暇を取得させる企業に支給します。
●支給額 雇用調整助成金と同額です。
2020年3月きりん通信NO.55(うら)令和2年1月中旬に、いわゆるパワハラ指針が公布されました。パワハラ指針は、大企業でパワハラ防止措
置を講ずることが義務化される令和2年6月1日から適用されるもので、パワハラに該当する例/該当しない
例が示されていることが話題になっています。その部分のポイントを確認しておきましょう。
個別の事案の状況等によって判断が異なる場合もあり得ることに留意しましょう。具体的に、どのような
防止措置が必要となるのかなど、気軽にお尋ねください。
★ 企業が具体的にやるべきことは以下の通りです。
1.パワハラに対する企業の方針を明確化し、周知する 就業規則に定めるなど
2.パワハラに関する相談・苦情を受ける体制整備 相談窓口を定めて周知・研修など
3.パワハラ事案が起きてしまったとき、事後の迅速・適切な対応をする 手順などを決めておく
4.相談者・行為者のプライバシー保護や不利益取扱を厳重に禁止する 就業規則に定めておくなど
就業規則に定めをおき、相談窓口となる方を決め、周知文を配布する。また研修を実施するとよりよいでしょう。
研修講師のご依頼があれば、ご相談下さい。
働き方改革-来月施行 残業時間の上限 ※ 運送業・建設業は 2024 年 4 月から
働き方改革法案が成立したのは、2018年6月29日。個人的に感じるのは、政府は取り締まりを強化する方法ではなく、労働者に意識改革をもたらすことで企業の体質を変えようとしているのではないでしょうか。
今や、雇用される側の意識が「有給がないなんておかしい」「こんな長時間労働違法だ」というのが当たり前になりつつあるように感じます。テレビCMでも働き方改革を宣伝し、人手不足も手伝って、雇われる側の意見が非常に強くなっているのを感じます。
さて、いろいろ整理されてきました。結局「何すればいいの?」ということはこちらです。
① 有給休暇を取らせましょう ② 長時間労働をなくしましょう ③ 雇用形態にとらわれない適正な給与体系にしましょう
9年4月から。②は2020年4月から。③は2021年4月から、と1年ずつ大きな課題をクリアします。
10年後、今をどんな思いで振り返ることが出来るか、法改正を味方につけて発展に向かいましょう。「未来は今日つくる」ですね!
◆最大の名誉とは倒れない事ではない。倒れても倒れても起き上がる事である◆
孔子(紀元前 552 年~紀元前 479 年・享年 73 歳)
◆最大の名誉は失敗しないことではない。失敗しても失敗しても、挑戦し続けることである◆
松下幸之助(1894 年~1969 年・享年 75 歳) 
既に出来ることしかやらなければ、失敗も少ないかもしれません。
生きている限り、挑戦を続けていきたいですね!