労災保険の二次健康診断等給付 見直しの検討開始

厚生労働省から、令和2年1月9日に開催された「第1回 労働者災害補償保険法における二次健康診断等給付の健診費用の額等のあり方に関する検討会」の資料が公表されました。

二次健康診断等給付は、職場の定期健康診断等(これを「一次健康診断」といいます)で異常の所見が認められた労働者に対し、労災保険の保険給付として、脳血管・心臓の状態を把握するための二次健康診断及び脳・心臓疾患の発症の予防を図るための特定保健指導を1年度内に1回、無料で実施する制度です。

平成13年から実施されていますが、二次健康診断の受診者は増加を続けています。

この二次健康診断等給付に係る健診費用等の額について、会計検査院から改善を図る必要があるとの指摘があったようです。

そこで、有識者による検討を進めるために、この検討会が設置されました。

具体的には、二次健康診断の費用の明確化や特定保健指導の実施基準の策定などが検討される予定です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<第1回 労働者災害補償保険法における二次健康診断等給付の健診費用の額等のあり方に関する検討会/資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08832.html